2012.8.8[芳賀孝之より]
ビールを飲むと一時的に喉の渇きは癒やされるが、100ミリリットル飲むごとに体内ではアルコールの分解などで120ミリリットルの水分を消費する。またアルコールには利尿作用もある。酒だけで水分を補給しようとすると、実は体内の水分は少なくなる。
ビールやサワーなどを飲んだ後は、最後に水を飲もう。ウイスキーや日本酒なども飲酒後に水を飲んでもよいし「チェイサー(口直し用の水)と一緒に飲むのもよい」(教授)。
屋外で活発に運動する子どもは汗を大量にかき、通常より水分が多く必要だ。炎天下では1時間の運動で1リットル以上の汗をかくといい、同量の水分を補給すべきだ。ここでの注意点はスポーツ飲料の飲み過ぎ。スポーツ飲料には1リットルあたり70グラムの糖分を含むものもあり「過剰摂取は小児糖尿病にかかる危険性もある」(教授)という。
このため「子どもには水で2、3倍に薄めたものを持たせたい」と、女子栄養大学短期大学部の准教授は指摘する。「がぶ飲み」も厳禁。小腸が一度に吸収できる水分の量には限界がある。大量だと、大半が吸収されずに排出され効率が悪い。下痢の原因にもなる。喉が渇いていても、ゆっくり少しずつ飲むのが効果的だ。
家での水分補給にも一工夫を加えたい。准教授は「キュウリやナスなど水分を多く含む夏野菜を食事で積極的にとると効果が高い」と話す。キュウリは成分の95%が水分。旬の時期で味が濃く、おいしく食べられるので一石二鳥だ。
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